立体ガーゼマスクの作り方 手順を確認しよう!
記事が長くなるので、先に作り方の手順をかんたんにまとめておきますね。
立体ガーゼマスクの作り方は、
- 生地を水通し・地直しする
- 生地を型紙通りに裁断する
- 生地を4枚重ねて両サイドを縫う
- 表に返し、中心部分にステッチをする
- 裏に返し、返し口を残して上下の辺を縫う
- 表に返し、ステッチをしてゴム通し口を作る
- ゴムを通して、完成!
という流れになっています。
では、手順を一つ一つ見ていきましょう。
写真で解説!立体ガーゼマスクの作り方
手順その1:生地を水通し・地直しする
最初に必ずやってほしいのが、生地の水通しです。
水通しというのは、布地をあらかじめ水に浸すことで
- 繊維のタテヨコの歪みを取って布地を整える
- 縮みやすい生地を前もって縮ませ、完成後の型崩れを防ぐ
- 洗濯時の色落ちを防ぐ
などの効果があります。
ガーゼマスクは洗濯して繰り返し使うものです。
ガーゼ素材はとても縮みやすいので、最初に水通しをしておかないと、完成品を洗濯した時に縮んだり歪んだりしてしまって最悪の場合使えなくなってしまいます。
面倒くさがらずに水通ししてくださいね。
水通しの細かい手順や、実際にガーゼ生地がどのくらい縮むのかを別記事にまとめているので、参考にしてください。
手順その2:生地を裁断する
ここからは、先ほど紹介した人気手芸作家さんのマスクレシピ付きダブルガーゼセットのレシピに沿って、私が実際に作りながら、ポイントや難しかった点を解説しながら進めます。
水通しが終わったら、ダブルガーゼ生地を必要な大きさに裁断しましょう。
型紙通りに、同じ形を4枚切ります。
すべて重ねて縫うので、4枚のうち2枚は完成時にまったく見えなくなります。
見えない2枚分は無地にしたり、ちょっと使いづらくて持て余している柄があればそちらを利用するのも良いでしょう。
(内布の方が淡い色になるようにすると透けにくいです)
今回は、写真左側のクジラ柄を外側用に、右側の水色の無地を内側用に使います。
手順その3:生地を4枚重ねて両サイドを縫う
ここからは実際に縫っていきます。
まず、4枚のパーツをこのように重ねます。
下にある物から
- 内布(裏)
- 外布(表)
- 外布(裏)
- 内布(表)
の順で重ねます。
中表に合わせた外布を、完成時に見えなくなる内布でサンドする形になりますね。
きれいに重ねたら、両サイドのカーブを縫います。
縫いしろは7mmです。
このラインが、完成時に真ん中にきます。
手順その4:表に返し、中心部分にステッチをする
※この手順は少しコツが必要です。
どうしても難しい場合は、飛ばしても構いません。
手順3で縫ったところの縫いしろをきれいに割ってから、全体を表に返します。
この時、カーブがガタガタするようなら、縫い代に数か所切り込みを入れてみてください。
今から縫うのは、中心線の両脇2mmのところ。
今回の立体マスクレシピを作ってみて、一番難しかったのがこのステッチでした。
これがあると形も整うし見栄えもするのですが、無くても一応マスクは完成します。
なので、簡単に作りたい人は飛ばして次の工程に進んでください。
では、縫ってみましょう。
今度は4枚いっぺんに縫わずに、2枚ずつ縫います。
ごめん、意味わかんない。
私も最初わからなかったです。
こちらの写真をご覧ください。
これは、マスクを筒状に開いて内側を覗いてみたところです。
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左右に見える縫いしろが、手順3で縫った中心線。
その両脇の黄色いライン計4本が、今からステッチを入れるところです。
これが実際に縫っているところ。
上の布2枚を縫いたいので、残りの2枚は縫いこまないように親指でたくし上げてよけています。
手元まで進んだら、余っている布をくるっと返しながらさらに縫い進めます。
正面に見える部分なので、ゆっくり丁寧に。
私は2mm押さえという細い押さえを使っています。
このようにキワにステッチを入れるときにとても便利です。
↑家庭用ミシン標準のセットには入っていないのですが、私はかなり愛用してます。
一度使うと「もっと早く買えばよかった!」と感じますよ。
ねぇ、押さえの後ろに何か挟んでるけど、あれは何?
2mm押さえの後ろに挟まっているのは、工作用紙です。
縫い始めに押さえが斜めになって進みづらいので、これをかまして水平を保っています。
過去にこういう記事で紹介しています。
手順その5:裏に返し、返し口を残して上下の辺を縫う
最大の難関を超えたので、あとは簡単ですよ~。
再び全体を裏返します。
写真のようにたたみ、端から1~1.5cmのところに印を付けます。
(待ち針のところです)
この待ち針より外側が、ゴム通し口になります。
上下の辺の、待ち針の間を縫いしろ7mmで縫いますが、下の辺の左右どちらか半分は、返し口になるので開けておいてください。
縫い終わったら、ゴム通し口の脇4か所に、5mm程度の切り込みを入れます。
はぎれセットのレシピによると、こうすることでゴムが通しやすくなるそうです。
手順その6:表に返し、ステッチをしてゴム通し口を作る
返し口から全体を表に返し、全体の形を整えます。
最後に、表からステッチを入れます。
写真の黄色のラインを縫います。
両サイドはゴム通し口になるので、キワまで塗ってしまわないように注意しましょう。
手順その7:ゴム紐を通して、完成!
最後にゴムを通して完成です!
お疲れさまでした!
バザーやフリマなどで販売する時には、次の写真のように簡単に包装してあげると衛生的です。
サイズや対象年齢の目安をシールで付けてあげれば、パッケージを勝手に開けられてしまう事も予防できます。
バザー品の提出には学校や幼稚園によってルールがあると思うので、そちらに従ってくださいね。
(役員さんが検品後にパッケージ・タグ付けなど行うと決められている所もあるかもしれません)
次のページでは、自作が難しい方向けに市販品を紹介しています。
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コメント
マスク作り方難しいですか
ミシンはまったく初めて、という人には縫いづらいところもあるでしょうね。
初心者さんは手縫いの方が(時間かかりますが)楽かもしれません。
多少の経験がある方なら作れると思います。
1つ作ってみるとコツがつかめて量産できるようになりますよ!