
こんにちは。
専門はバッグとお財布のハンドメイド作家・ミロクです。
あなたはバイアステープを自分で作ったことはありますか?
このページを見ているということは、市販の商品では満足できてない人なんだと思います。
作品にピッタリの幅・長さ・生地のバイアステープが欲しいんですよね。
ただ、バイアステープの自作って、細く切った布を何度も縫い繋いでいくのが面倒じゃないですか?
縫ったところはもれなくアイロンで縫いしろを割る作業も発生するので、作るのが嫌になってしまいますね。
今回は、長いバイアステープを無駄なく効率よく作る方法を紹介します。
この作り方を覚えると、面倒だった細かい縫い繋ぎからも解放されて、簡単にバイアステープを量産できますよ!
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市販のバイアステープの物足りないところは?
作品の縁取りや縫いしろの始末に使うバイアステープ。
布系ハンドメイドを楽しむ人には必需品ですよね。
今は市販でもたくさんの種類のテープが販売されています。
最初からきれいな折り目が付いていて便利な反面、作品によってはちょっと物足りないことも。
市販のバイアステープで物足りないところは
- 好みの色がない
- どれも同じような素材
- 長さが中途半端
の3つです。
物足りないところ①:好みの色がない
市販のバイアステープで一番有名どころなのは、キャプテン社のふちどり広巾(11mm)です。
公式サイトによると全51色と豊富ですが、手芸店では一部の色しか取り扱っていないこともあります。
1cm前後の幅であれば他社も含めて比較的多めに取り扱いがありますが、それ以外の細いもの・太いものについては、自分のイメージ通りの色がないことも。
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↑ネット通販なら、普段取り扱いの無い色合いのものも手に入ります。
小さいので、メール便が使えるところを選ぶといいですよ。
物足りないところ②:どれも同じような素材
市販のバイアルテープで一番多いのは綿とポリエステル混紡の薄手生地。
とても扱いやすい反面、自分の作品の素材と合わないこともありますよね。
私自身、特殊な生地を縫うことが多いので、ふちどりに使いたくても市販のバイアステープだと悪目立ちしてしまうことが多いです。
最近は、ニット・リネン・ガーゼ・和布などの素材のバイアステープも販売されていますが、種類はまだまだ少ない方です。
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↑ガーゼ素材のバイアステープ。
ベビーアイテム作りに役立ちますね。
ネコポスOKです。
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↑ナチュラルな風合いの作品には、リネンのバイアステープがおすすめです。
メール便対応です。
物足りないところ③:長さが中途半端
市販品の多くは、2.5m~3mくらいのパックで販売されています。

小さい作品一つ作るには十分ですが、いつも中途半端に余るんですよね。
自分の必要な幅や長さで手作りできれば、無駄を出さずに済みます。
バイアステープ手作りに必要な材料・道具は?
バイアステープ自作に必要な材料は、テープにしたい大きめの布だけです。
必要な分量に合わせて、30cm×30cm、50cm×50cm、1m×1mなど正方形で準備します。
好きなサイズで構わないのですが、あまり小さいとテープに頻繁に縫い目が入ってしまって使いづらいので、最低でも30cm四方は合った方がいいです。
今回は撮影の都合上、30cm四方の布で作ります。
素材はご自身の作品に合わせて選んでください。
アイロンで折り目が付きやすいものを選ぶと作りやすいですよ!
使用する道具は
- ミシン
- アイロン
- 定規(長いもの)
- ペンまたは鉛筆(にじまないもの)
- 裁ちばさみ
です。
【定規】
長い直線を一定間隔で引くので、50cm以上の方眼定規があると便利です。
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↑私が愛用しているのはクロバーのカッティング定規60cm。
片側にステンレスのプレートが付いているので、ロータリーカッターを使う時に便利です。
30cmも持ってます。
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↑カッターを使わない人なら、こちらの定規がおすすめです。
薄くて柔らかいのでカーブも測れます。
写真で解説!バイアステープの作り方
長いバイアステープを簡単に作る手順は
- 布を2つに切って縫い合わせる
- 必要な幅に線を引く
- 先に縫い合わせて、一気に切る
- アイロンで折り目を付ける
です。
注目なのは、縫う回数がたったの2回ということ!

何度も縫わなくていいのは楽でいいわね~!
手順その1:布を2つに切って縫い合わせる
まずは正方形の布を用意します。
これは30cm×30cm。

これを~

対角線でスパッと切ります!
切れたら、↑の写真の黄色いラインのところ同士を縫い合わせます。

↑このように、布は中表に合わせてくださいね。
今回は縫いしろ5mmで縫っています。
縫いづらいときはお好みの幅で縫ってください。
開くと次の写真のような平行四辺形になります。

縫いしろは割っておきます。
手順その2:必要な幅に線を引く。ポイントは、まっすぐ正確に!
次に、欲しいバイアステープの幅に線を引きます。
今回は1cm幅のテープが欲しいので、4倍の4cmで線を引くことにします。
線を引く向きに注意してください。

↑方眼定規を使いながら、正確に等間隔に線を引きましょう。
端数が出たときは、その分だけ切り落としておきます。
手順その3:先に縫い合わせて、一気に切る!
次に、平行四辺形の左右の辺を中表で縫い合わせます。
簡単な方法を伝授しますね。
まず、片側(写真右)の縫いしろを5mm折ります。
先ほど縫いしろを5mm以外でとった人は、縫いしろ幅を合わせておいてください。

次に、布を裏返して表を上に向けます。
さらに、さきほど折った辺が上になるように、タテ長になるように置きなおします。
折った縫いしろのある部分をペラっとめくります。

↑こんな状態になっていたらOKです。
続いて、下側にきている辺(折ってない方)を手前にめくりながら、折った縫いしろにかぶせます。
(写真がみづらいですが、重なっているのわかりますか?)
この時、かぶせる側の布をライン1本分外側にずらします!
こうしないと長い1本のテープになりません。

位置が決まったら、クリップや待ち針でとめます。

↑下の布まで一緒にとめてしまわないように注意してください。
折り線のところを縫います。
写真は縫い終わったところです。
布端がライン1本分ずれているのがわかりますか?

ミシンはここで出番終了です。
いよいよ、カットしますよ!

↑一番端のラインから、ハサミを入れます。
ラインに沿って、ぐるぐると切っていきます。

ここが一番楽しい所ですよ~!

↑ライン通りに切れば、最後まで途切れることはありません。

↑すべて切り終わったところ。
切り口が少し歪んでいても、折り込んでしまうので大丈夫です!
手順その4:アイロンで折り目を付ける
最後の仕上げです。
手順3でできた長いテープをアイロンを使って折り、バイアステープを作ります。
長い分アイロンをかけるのが大変ですが、ここは頑張ってくださいね!
私はバイアステープメーカーを使ったので簡単にできました。

バイアステープの完成です!
これで、いつでも自分好みのバイアステープが手に入りますね。

まとめ
今回は、長いバイアステープを無駄なく効率よく作る方法を紹介しました。
- 好きな幅・長さで作れる
- ミシンで縫うのは2回だけ
- ぐるぐると切っていくのが面白い
最後のアイロンがけがちょっと大変ですが、一度作ると楽しくて何度も作りたくなってしまいますよ!
自分の作風に合うバイアステープを常備しておき、作業効率を上げていきましょうね。
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