こんにちは。
現役ハンドメイド作家のミロクです。
布小物作家として、バッグやお財布を作って販売しています。
さっそくあなたに質問です。
ミシンをかけながら待ち針を抜いた時、針の置き場所に困ったことはありませんか?
すぐにピンクッション(針山)に戻すのが普通ですが、その度にミシンを止めるのは効率が悪いですね。
片手で縫い進めながらもう片方の手で待ち針を戻そうとすると、縫い目が歪んでしまったり…。
待ち針を外さずにそのまま縫うと、ミシン針と待ち針がぶつかって針が曲がってしまうことも。
不精せずにその都度戻せ、と思われるかもしれません。
しかし、毎日大量に制作していると、こういう小さい時間のロスの積み重ねが全体に響いてくるものなんです。
そこで今回は、小さく余ってしまったハギレ布と簡単に手に入るペットボトルのフタを使って、腕時計のように手首に巻いて使えるピンクッションの作り方を紹介します。
私も毎日愛用していますよ♪
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腕時計型ピンクッションの材料
まずは材料です。
- 針山用布 はぎれ10cm角 1枚 ※薄手であまり目が詰まっていない物
- 土台用布 はぎれ8cm角 1枚
- ベルト用布 はぎれ8cm×30cm 1枚
- マジックテープ(面ファスナー) 5cm程度
- 手芸わた 適量
※ベルトは、はぎれ布のかわりにアクリルテープなどでも代用可能です。
その他、手縫い針と糸、接着剤(布・プラスチックに使えるもの。速乾タイプがおすすめ)を使います。
腕時計型ピンクッションの作り方
では、さっそく作っていきましょう。
手順は、
- 土台・針山・ベルトの各パーツを作る
- それぞれのパーツを合体する
というシンプルなものです。
土台を作る
まずは、ペットボトルのフタを使った土台部分を作ります。
土台用布を円形に切り、中心に印を付けておきます。
大きさは直径8cmくらい。
大きさはだいたいでOKなので、円はフリーハンドで書いて大丈夫です。
ペットボトルのフタの平らな部分に接着剤を付け、土台布の中心に貼り付けます。
布が動かなくなったら次の工程に進みます。
ちなみに、今回使った接着剤は、コニシの「ウルトラ多用途 SU」というボンドです。
↑透明なジェルタイプで塗りやすく、接着から数分で硬化が始まるので、効率的に作業が進みます。
量が多すぎると布から染み出して手がベタベタになってしまうので、気を付けてくださいね。
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キャップの側面にも接着剤を塗り、布を貼っていきます。
写真のようにつまみながら、包み込むように貼っていきます。
シュウマイを包むように!
キャップの側面内側にも接着剤を塗り、余った布を入れ込んでおきます。
布が多く余り過ぎてうまく貼れない時は、少し切り落としてください。
洗濯ばさみで固定して、しばらく乾かします。
針山部分を作る
土台を乾かしている間に、針山部分を作ります。
針山なので、あまり目の詰まった布は避けてください。
針山用布を丸く切り(これもフリーハンドで大丈夫)、端から5mm程度のところをぐるりと一周ぐし縫いします。
一周縫ったら中央にわたを載せ、糸を引き絞ります。
土台の底に接着剤を塗り、針山を中に入れます。
目打ちなどを使って、ぐいぐいと中に入れ込んでいきます。
土台にしっかり詰めると針山が固定されますが、どうしてもグラグラしてしまう場合は、針山と土台布のふちを目立たないようにまつり縫いしてください。
これでピンクッション本体が完成です。
もちろんこのままでも使えますが、今回はベルトを取り付けて腕時計型にしていきます。
腕ベルトを作る
ベルトの素材はお好みのものでOKです。
縫い合わせるのが面倒だな、という人は、切りっぱなしでも大丈夫な革やアクリルテープを使うといいですよ。
あまり薄手だとピンクッションを支えられないので、薄い布は接着芯を貼るなどして適度にハリを持たせてください。
私は柔らかめのデニムはぎれを使いました。
中表で半分に折り、端を縫い合わせます。
筒状になるので、縫い代をアイロンで割ってから表に返し、形を整えます。
両端は織り込んで布用ボンドで止めました。
ボンドがないときは、まつり縫いしてください。
ベルトの両端にマジックテープを付けます。
マジックテープは、幅広めに付けておくと、長さが調節できて便利です。
これも接着剤で付けました。
裁縫というより工作みたいですね。
ベルトの真ん中に、先ほど作ったピンクッション本体を接着剤で取り付けます。
ギュッと押して、しっかり貼り付けてくださいね。
腕時計型ピンクッション、完成です!
お疲れ様でした。
これで腕時計型ピンクッションが完成です。
このように手首に装着しておくと、ミシンをかけながらでも待ち針をスムーズに処理できますね。
写真では、セーターの上からピンクッションを着けているのですが、わかりますか?
マジックテープを少し幅広く付けたことで、このように厚着していても腕に巻けます。
(もちろん、薄着していても使えます)
まとめ
今回は、腕時計型ピンクッションの材料と作り方を写真で紹介しました。
材料は
- ペットボトルのフタ
- お好みのハギレ布
- マジックテープ
たくさんミシンをかける人は、ぜひ作ってみてください。
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