こんにちは。現役ハンドメイド作家のミロクです。
最近、ビーズバッグが注目されていますが、皆さんはもう持っていますか?
これから夏に向けて、どんどん活躍してくれるビーズバッグ。
私もそろそろお気に入りが一つ欲しいなーと、思っていました。
そこで、せっかくなので自分で作ってみました!
作れるものなの!?
はい。初めてだったけど、意外とスムーズに作れましたよ。
今回は、流行りのビーズバッグの作り方の手順や必要な材料を、実際に私が作りながら写真や画像つきで詳しく紹介していきます。
私は普段からバッグ作りをしていますが、私が使うのは主に布や革なのでビーズバッグ作りはもちろん初めて。
そんな私でもできたので、皆さんでもきっと大丈夫です!
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ビーズバッグの完成サイズと材料
今回作るビーズバッグの完成品とサイズをチェック!
まずは、今回作るバッグの完成形を見てみましょう。
こちらです!
自立できない「くったり系」バッグは、歪まないように一人で撮影するのが難しいです。
このバッグは、持ち手にテグスを付け、そのテグスを画びょう(画面外)で壁に固定して撮影しました。
バッグが布製なら、中に詰め物をして形を整えると見栄えがしますよ。
今回はビーズなので詰め物は無しで。
大きさは縦横がそれぞれ約20cm、マチは約6cmとってあります。
イメージとしては、長財布を縦横どちらにしても入れられるくらい、また、500mlのペットボトルを入れられるくらいのマチ幅です。
持ち手は約32cmで作りました。
肩からかけるのは難しいですが、手持ち・肘にかけるスタイルで使えます。
寸法が「約」〇〇cmなのはどうして?
※寸法について※
編んだビーズ同士の隙間の影響があるので、10mmビーズが20個並んでも、ぴったり20cmにはなりません。
(完成後に実際に測ってみると横幅は23cmほどあります)
この記事では作りやすさを優先して、この隙間分の誤差を無視して寸法を記載しています。
どうしても寸法を重視したい場合は、自分の用意したビーズで試し編みをして、必要な編み目の数を計算しなおしてください。
ビーズバッグ作りに必要な材料
続いて、材料です。
今回のバッグを作るために買ったのは、
- アクリルビーズ(直径10mm 白(透明色):684個、紫:328個、緑:294個)
- テグス(2号)
- ビーズ手芸用ボンド
- ビーズ針
です。
(結局、ビーズ針は1度も使わずに普通の縫い針を使いました)
写真にはビーズは3色が1袋(約500個入)ずつ写っていますが、実際には白(透明色)は2袋買いました。
ビーズの個数は、バッグのサイズや使うビーズの種類・色数で変わってくるので参考程度にしてくださいね。
ちなみに、すべて楽天で購入しました。
クラフト ビーズ ビーズ 10mm 500個入A1-51_65-500pcs | つくる楽しみ↑(ショップ都合により画像が使用できませんが…上の写真のビーズです)
私はクリスタルを2袋、ライトパープル・ライトグリーンを各1袋ずつ買いました。
この容量でこのお値段はお得すぎです!
サイズ違いもあるので、お好みで選んでください。
スーパーナイロン テグス 2号 100m | つくる楽しみ↑テグスは数字が小さいほうが細くなります。
細くてもとても丈夫でした。
↑細口ノズルで細かい結び目にも楽に塗れました。
ビーズバッグの作り方まとめ
先に、制作手順をまとめておきますね。
ビーズバッグの作り方は
- 本体を作る
- 底を作る
- 持ち手を作る
の3ステップです。
本体と持ち手は同じ編み方、底部分だけ少し変えていますが、どちらも簡単です。
不器用さんでも大丈夫!
材料以外に必要なのは、単純作業を最後までやり抜く根気だけです!
写真とイラストで解説!ビーズバッグの作り方
では、さっそく作っていきましょう!
…と、その前に、今回使う基本の編み方を2つ紹介します。
2つといっても、ほとんど同じなのですぐ覚えられますよ
【基本のビーズの編み方1】
基本の編み方1は、本体と持ち手で使う編み方です。
- 両端に縫い針を通したテグスに、ビーズを2個通します。(上図①の赤ビーズ)
- さらに、①のビーズの左右に2個ずつ通します(上図②のビーズ)
- さらに片側のテグスにビーズを2個通し、もう片方のテグスを交差するように通します(上図③の黄色ビーズ)
これで輪が一つできます。
あとは、手順2と3を繰り返して、必要な長さまで編みます。
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途中でテグスが絡んだりゆるんだりしないように注意しましょう!
【基本のビーズの編み方2】
基本の編み方2は底を編むときに使います。
基本の編み方1との違いは、途中で通すビーズの数だけで、編み方自体は同じです。
こちらの方がビーズ同士の隙間が狭いので、バッグの中身が落ちにくくなります。
【テグスの始末】
テグスの残りが短くなってきたら、次の図のように始末してください。
- 編んだビーズにテグスを通して、テグスの両端を同じ位置に持ってきます。
通す場所は、解けなければ通しやすいところを通ってOKです。
(上図の場合、右端から始めて、赤と青の線を通って、左下の青丸まで進めます) - 青丸のところで固結びを2回して、ボンドで留めます。
- 残ったテグスをさらに別のビーズ2~3個にくぐらせてから切ります。
- 新しいテグスをビーズに通し、続きを編みます。
結ぶ前には緩みやねじれがないかチェックしてください。
ビーズバッグの作り方①本体を作る
本体は、袋口からスタートして、底に向かって編みます。
【1段目】
基本の編み方1でぐるりと1周編んでいきましょう。
(本体10目+マチ3目)×2なので、全部で26目作ります。
最後は、番最初に通したビーズ2個(上図の赤いビーズ)を拾って全体を輪のように繋げます。
すると、このようになります。
ここまで出来たら、糸始末の方法を参考にして結び目を作ります。
緩まないように留めたいだけなので、テグスが長く余っている場合は切らずにそのまま2段目に進んでOKです。
【2段目~】
2段目以降は、前の段のビーズを拾いながら編んでいきます。
下の図は、2段目の始め方です。
- 上図の赤丸部分からテグスを出します。
- 右のテグス(赤い線)を1段目のビーズ2個に通します。
- 左のテグス(青い線)は、新しくビーズを4個通します。
ここは柄に合わせて色を選びます。私は次の3段目から色を変えたいので、白ビーズ×2と紫ビーズ×2を通しました。 - さらに白ビーズを2個通し、両方のテグスを交差します。
2段目を一目編むと、写真のようになります。
手順2~4を繰り返して、2段目もぐるっと1周編みます。
3段目以降も同様に、ビーズの色を変えながら編んでいきます。
これは3段目まで終わったところ。
色が変わっているだけで、編み方はずっと変わりません。
ここからは根気よく進めましょう!
ビーズの配色に気を付けながら必要な段数を編み、本体が完成です!
この時点で、テグスが緩まないようにしっかりと結んで留めておきましょう。
次は底を編みます。
ビーズバッグの作り方②底を作る
本体ができたので、次は底を編みましょう。
底は、基本の編み方2を使います。
下の図は、本体を底側からのぞいた状態です。
縦に6個、横に20個ビーズが並んでいます。
図の赤丸の位置、角の部分から底を編み始めます。
- 片側のテグス(赤い線)でマチ側のビーズ(白)を2個拾います
- もう一方のテグス(青い線)で本体側のビーズ(白)を1個拾います
- 赤い線のテグスに新しくビーズ(白)を1個通します
- さらに新しくビーズ(紫)を2個通し、テグスを交差させて1目完成です
手順2~4を繰り返して、底を1段編みます。
同様に本体のビーズを拾いながら、2段目・3段目を編んで、底を完成させます。
ビーズバッグの作り方③持ち手を作る
最後に持ち手を付けましょう。
持ち手は、本体と同じ基本の編み方1で編みます。
本体の持ち手取付位置の一段下にテグスを通します。
本体の左右の端から3目のところに付けます。
力がかかる部分なので、テグスは二重にしておきましょう!
上図の①の場所から、ビーズの中を通って袋口までテグスを持ってきます。
あとは、本体と同じように基本の編み方1で必要な長さまで編んでいきます。
最後は袋口のビーズをすくって持ち手と本体を繋げ、初めと同じように1段下までテグスを通してから始末します。
同様に、反対側にも持ち手を付けます。
何でわざわざ1段下にテグスを通すの?
持ち手の取り付け部分には負荷がかかるので、補強の意味で少し下からスタートしています
以上で、完成です!
まとめ
今回は、今年のトレンドとして注目されているビーズバッグを作ってみました。
おさらいすると、使った材料は
- アクリルビーズ(直径10mm 白(透明色):684個、紫:328個、緑:294個)
- テグス(2号)
- ビーズ手芸用ボンド
作り方はシンプルで、「テグスにビーズを通しては交差して編み目を作る」というのをひたすら繰り返すだけです。
単純作業ですが、ビーズの色を変えながら編んでいくので楽しいですよ。
ビーズに不慣れな私の場合ですが、所要時間は全体で5時間強でした。
一度作ってみて要領がわかったので、次からはもっと早くできそうです!
ビーズのサイズやバッグ自体の大きさを調節すると、もっと時短できますね。
必要なのは根気だけなので、皆さんも夏に向けて今のうちから少しずつ作ってみてください!
こちらの記事でもビーズバッグを紹介しています。
どんなビーズバッグが流行っているかもチェックしてみてくださいね。
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