令和の新天皇陛下ご即位を内外に披露するための儀式、即位礼正殿の儀そくいれいせいでんのぎが2019年10月22日に執り行われます。

 

儀式の際に天皇陛下が上るのは、高御座たかみくらという玉座。

高御座は通常は京都御所に安置されていて、昭和天皇まではずっと京都で即位の礼を行ってきました。

今度の令和の即位礼正殿の儀も皇居で行われるため、高御座は再び東京に運ばれ、式典後は東京と京都で高御座の一般公開も予定されています。

皇居から東京国立博物館にも輸送することになっていますね。

 

今回は貴重な高御座を

・どのような輸送方法で運ぶのか
・輸送業者はどこなのか

について調べてみました。

輸送を任されていたのは、結論から言うと

  • 松田運送
  • 三越伊勢丹プロパティ・デザイン

この2社が請け負っているようなのですが、業界ではとても実績のある会社でしたよ!
一般の人にはあまりピンとこない社名ですね。

輸送方法としては、解体して普通にトラックで運ぶみたいです!

というわけでどういう会社なのか、調べてみました。

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即位礼正殿の儀で天皇陛下が使用した高御座(たかみくら)とは?

そもそも、高御座ってどんなものか知っていますか?

わざわざ即位礼正殿の儀のためだけに京都から運んでこないといけない理由を知るためにも、まずは高御座について少しご紹介します。

 

高御座とは、日本の天皇の玉座です。
写真左側が天皇陛下が使用する高御座。
右側の一回り小さいものは皇后陛下が使用する御帳台みちょうだいです。

高御座(たかみくら)の起源はなんと奈良時代!

平城京が有名な奈良時代の日本では、天皇が国のトップを務めていました。

その天皇を象徴する物として、高御座という天皇の住まいを建てたのが始まりです。

ミロクミロク

最初は今のような形の「玉座」ではなく、天皇の住居だったんですね。

平安時代に入り、国の政治に摂政が深くかかわるようになってくると、それまで簡素な物だった天皇の即位式が徐々に儀式的になってきます。

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詳細は不明ですが、遅くとも鎌倉時代後期には、新天皇が高御座に座って即位式を行う形となったと言われています。

現在の高御座は再建されたもの

江戸時代末期まで国の中心にあった高御座は、その後内乱により焼失してしまいました。

現在使われている高御座は、大正天皇が即位する際に、古い製法を再現して作り直されたものになります。

高御座の様子を紹介する動画があったので、こちらをご覧ください。

高御座は高さ約6.5メートル、重さは約8トン。

黒い漆塗りの台には麒麟や鳳凰が描かれており、その上では八角形の天蓋を八本の柱が支えています。

紫色の帳(とばり)の中に玉座が置かれ、天皇陛下はここに座って即位を宣言します。

屋根の頂上には大きな鳳凰、その周りには8体の小さな鳳凰が配置され、さらには鏡や菊の御紋をかたどった金属製の装飾が施された造りです。

皇后陛下が使用する御帳台は、高御座と同様の構造で、一回り小さいサイズで作られています。

動画の0:25あたりを見るとわかるように、装飾も高御座よりは幾分簡素になっています。
特に、高御座の屋根の上に8体いた小さい方の鳳凰がなく、屋根と帳の間の部分は金色の装飾がなく緑色の塗りのみとなっています。

即位の礼は昭和までは京都で行われていた!

大正天皇の即位に合わせて作られた高御座は、本来は京都御所の紫宸殿(ししんでん)という部屋に安置されているため、昭和天皇までは京都で即位の礼を行っています。

昭和から平成に代替わりする際に、即位の礼を皇居で行うことになり、高御座は京都から東京に運ばれました。

当時は即位の礼を阻止しようとする過激派の襲撃を避けるために、自衛隊のヘリコプターを使って輸送したんですよ!

ヘリ輸送に加えてダミーのトラックまで走らせたくらい厳重な警戒の中輸送が行われました。

 

今回の即位礼正殿の儀も皇居で行われますが、世の中の情勢を鑑みて、今回は陸路で運ばれました。

即位の礼を終えた後は東京国立博物館に移され、一般公開終了後に再び京都御所に戻されます。

アイコアイコ

じゃあ、京都御所に行けばいつでも見られるんじゃないの??

京都御所は休園日を除いて通年公開されていますが、見学の順路がしっかり決められています。
コース外に出ることはできません。

紫宸殿については、建物の外側から眺めるだけになるので、高御座は御簾の向こうにちょこっと見えるかな、くらいです。

2015年の投稿なので、見学コースが若干違うかもしれませんが、こちらの方は建物の外側からズームで狙って高御座を撮影しています。
隙間から辛うじて見えている感じですね。

高御座の全体像をしっかりと見ることができるのは、本当に貴重な機会なのだとわかります。

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