あなたは、「ハンドメイドはラクに儲かる」と思っていますか?
もしそうなら、やってみたい!と思いますか?
ハンドメイド作家という「仕事」を選択する人も増えている今、テレビでもハンドメイド特集をよく見かけますよね。
数ある企画の中でも、度々放送されているのが「ハンドメイドは簡単に稼げる!」系の番組。

あの番組はモヤッとするので見ないようにしてます

お昼のあの番組ね^^;
私は好きだけどー
…という私たちの感想はさておき、今回は「ホントのところハンドメイドは簡単に儲かるの?どうなの?」というお話を、現役ハンドメイド作家の目線でしたいと思います。
※あくまで一作家の意見として続きをお読みください。
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結論から言うと「楽して」は稼げない
いきなり結論出てしまいました。
「ハンドメイドは稼げない」とは言いません。
どの程度の収入があれば「稼げる」なのかは個人の感覚になってしまいますが、実際にハンドメイド作家を本業としてそれ一本で食べていってる人だっているので、絶対に無理ではないはずです。
但し、稼げるレベルに到達するには、決して「楽して」いてはいけません。
ハンドメイドに限った話ではないですが、何の努力も苦労もリスクも無くお金が稼げるなんて、そんな甘い話はありません。
ハンドメイドはなぜ「楽して」いるように見えるのか
「自分の好きな物を楽しく作ってお金貰えるなんて、楽でいいね〜」
なんて、言われた事ないですか?

ありますよ!
(ここまでストレートじゃなかったけど)
私は、ハンドメイドで稼ぐ事が楽だと思われる理由が、このセリフに詰まっていると思っています。
ハンドメイドは趣味(仕事という認識がない)。
趣味は楽しいこと。
楽しいことをして(途中全部すっ飛ばして)お金を貰える。
=楽!
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大雑把に言うと、こうなんです。
途中全部すっ飛ばした所に「楽じゃない」部分がギュッと凝縮されているわけですが、ハンドメイドをした事がない人にはそこがイメージできない。
(イメージできなくて当然なんです。その世界を知らないのですから。)
だから、「ハンドメイドは楽して稼げる」と思ってしまうんですね。
ハンドメイドのどこが「楽ではない」のか
楽じゃない楽じゃないって連呼してますが、何がそんなに大変なんでしょうか?
3つ挙げてみました。
ひとつの作品を生み出す苦労
自分の手でゼロから何かを生み出すのは、モノづくりの醍醐味であり喜びです。
ただ、自分が納得いく作品に仕上がるまでには、数多くの試行錯誤、ときには失敗もあり、時間も費用もかかります。
私がメインで作っているバッグで例えると、
- デザイン案を何度も考えては修正し
- パーツ一つ一つの素材を選び
- 何度も試作を繰り返し
そうやって、ようやく自分の思い描いた作品になるのです。
作品を手に取っていただくための苦労
作品ができても、それが売れなければ作家としてやっていけません。
作るのは大好きだけど、宣伝は苦手…という人も多いのでは?
続けていく苦労
もしかしたら、出品してすぐ大した苦労もなく売れることだってあるかもしれません。
でも、次も必ず上手くいくとは限りません。
「ハンドメイドで稼ぐ」には、作って売るを何度も繰り返す必要があります。
作り続ける大変さも、売り続ける大変さもあるのです。
まとめ
このように、ハンドメイドで稼ぐのは簡単ではないし、苦労ももちろんあります。

当たり前です!
「テレビで楽して稼げるって言ってた〜♪」とウキウキして始めてみたら痛い目を見る…かもしれません。

じゃあ、何でハンドメイド作家なんてやってるのよ?
それでも私たちハンドメイド作家が活動を続けるのは、やはり、自分の大好きを丸ごと詰め込んだ作品が誰かに選んでもらえることの喜びを知っているからだと思っています。
あなたも一緒に苦労して、この喜びを味わってみませんか?
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